あんかけスパゲッティ

あんかけスパゲッティ

あんかけスパゲッティとは、麺が好きで、こってりとした濃い味を好む名古屋の人々に長年愛されているメニューです。この独特のあんかけスパゲッティを生み出したのは料理屋さん「ヨコイ」の現社長です。昭和30年代にホテルでコックとして働いていた現社長が、昭和36年、イタリアの家庭料理を参考にして考え出したミートソースがこのあんかけスパゲッティです。その後、あんかけスパゲッティは名古屋のご飯の定番メニューとなりました。

あんかけスパゲッティの作り方

あんかけスパゲッティの作り方は簡単で、麺は太麺を選び、短時間ゆでたあと、ラードで炒めることでソースの絡みが良くなるそうです。ヨコイの人気のメニューは、ベーコン、ハム、ウィンナー、マッシュルーム、ピーマン、オニオンの入った「ミラカン」です。

これはカントリーとミラネーズという別のメニューの名を合わせたものですが、ふたつ食べたいから一緒くたにしたものを、というお客さんのリクエストに答えて誕生したそうです。あんかけスパゲッティの主な材料は、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、ホールトマト、好みでどのような野菜でも合いそうですが、アスパラガスなんかもトッピングすると美味しそうです。あんかけスパゲッティのレシピですが、なんとこのソースは作るのに二日かかります。まず、一日目は鍋にサラダ油を熱し、にんにくを炒め、じゃがいも、たまねぎ、にんじんの乱切りを炒めてひたひたの水を加えて柔らかくなるまで煮詰めます。それを裏ごしし、塩こしょうを加えて一晩おきます。

二日目に、牛ひき肉、トマトペースと、トマトピューレを加えてオーブンにいれ、12時間に込みます。さらに出来上がったものを4等分し、水で5〜6倍にし塩こしょうコンソメを入れて味付けをし、水溶き片栗粉でとろみをつけます。

ボリュームたっぷりの、こってりしたスープのようなあんかけスパゲティです。

ネーミングからは、あんかけうどんのようなあんを想像しますが、かなり手の込んだソースのようです。簡単に作れるのが嬉しいパスタですが、二日がかりのスパゲティはなかなかお目にかかれるものではありません。なにやら、味噌見込みうどんなんかと似た味を想像します。名古屋の人は味が濃い上に、煮込むので食感まで強いのが美味しさで通っているのでしょうか。

あんかけスパゲッティの応用

あんかけスパゲッティの応用として、スイートチリソースを片栗で溶いて、イカリングやかいわれをのせるとあっさりとおいしいパスタが出来ます。あんがパスタにからんで美味しいそうです。また、名古屋のあんかけスパゲッティのソースは市販品としても売られています。

名古屋名物台湾ラーメンにも同じ出身名物なだけあり、絶妙なコラボレーションです。